自分が非行少年だった高校時代

2011-07-15

「生徒は一人ひとりがまったく違う性格や学力なんてすね」某個別指導塾で二年前から教えている講師の言葉です。この講師は数年間集団塾で指導した経験があります。それまでの集団指導の塾では、教室の約三〇人の生徒のうち、上位二割の生徒の学力に合わせたペースで、授業を進めていました。その二割の生徒をいかに偏差値の高い学校に入学させるかということに最も注意を払ってきました。一人でも多くの生徒を合格させたいという想いは強かったのですが、二人ひとり」とは考えたことがありませんでした。しかし、入学試験の直後に、「○○大学附属高校○○名合格」という紙が廊下などに貼られます。それを見るたびに、少しずつ違和感を感じ始め、某個別指導塾の講師になったのです。私自身、個別指導を始めたとき、かなり苦しみました。当初は、個別指導をしている塾はほとんどなく、ノウハウもあまりありませんでした。コ人の講師が三〇〜四〇名の生徒を教えるほうが儲かるに決まっている。なぜあえてそんな非効率的な指導方法を選択するのだ」周囲の人だちからはそう言われました。しかし、私は自分が非行少年だった高校時代のことが心の傷として残っていました。
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