現ビームス社長に実務的な能力

2011-03-04

89年の事件の時も、僕ら取り引き先は、これからどうやって現ビームス社長さん、Sさん(現ユナイテッドアロウズ会長)と付き合っていけばいいんだろう、どう対応すればいいんだろうって不安と戸惑いで混乱していたところがあったんですよ。ところが現ビームス社長さんは、ちゃんと指示、説明してくれないし、今まで通りでいいっていうんだけど、額面通りにその言葉を信じていいものかなんだか漠然としてて、とりとめなかった(苦笑)。Mさんは、そういうところが非常にこまやかで抜かりがない。Mさんがビームスに来てくれたおかげでそういう点で、非常に救われたことは多かったですね。必要な情報と説明を過不足無く、的確に伝えて、説明してくれるんです。ビームスというと現ビームス社長さんばかりがどうしてもクローズアップされがちですが、Mさんあっての現ビームス社長さん、ビームス、ってところが実務面ではかなりあるのではないかと思います。あのふたり、本当にいいコンビじゃないでしょうか」しかも、このコンビ、お互いの役割をそれぞれが意識していて、それを楽しみながら演じているような節もある。というのも、発想型、実務型のふたりといっても、現ビームス社長に実務的な能力が、Mに発想型の能力がまったくなく、欠けているわけでは決してないからだ。漫才のボケとツッコミよろしく、それぞれがそれぞれの持ち味、キャラクターを分かりやすく、演じることがビームスという会社にとって、内部的にも対外的にも都合がいいと、どこかで意識しているようなのである。それは、40年以上にもわたる付き合いのなかで、ふたりが阿吽の呼吸のように自然に身につけたものなのだろう。