雇用指数は、「ニュータウンに居住する就業人口(夜間人口の50%と仮定)に対するニュータウン所在企業による雇用人口比」と定義し、わが国で自立性を議論する時に度々用いられる「就従比」と近似した値として算定してみる。?各ニュータウンとも雇用指数は概ね100%前後と自立性の面では目標を達成されたと考えられるほか、初期ニュータウンに較べ、その後計画されたミルトンキーンズでは110%以上と、ニュータウンの大型化により吸引力が拡大している。?ニュータウンの雇用総数は、約3、5万人から約10万人と日本のニュータウンに較べ倍以上の規模を備え、特にミルトンキーンズ等では、計画人口は20〜25万人と同規模ながら、雇用人口では1991年現在で8、2万人と多摩ニュータウンや筑波研究学園都市を遥かに上回る規模となっている。立地企業数も1、890企業うち外資系が1割程度で日本企業もヤマハ、松下電工、ミノルタ、富士写真フィルム等1995年6月現在49社程が立地している。このため、1981年から1991年の過去10ヶ年における雇用の絶対量、比率が英国中で最も高い自治体(District)となっており(15)文字通り地域の成長拠点として形成されてきている。