「受験勉強」と「しつけ」はしっかり区別する必要があります。人としての「しつけ」に関しては日頃から厳格に接するべきです。いつでも“ピシャ”つと言える準備をしつつ、厳しさを匂わせておきます。そうした雰囲気だけで言うことを聞かせるのが理想です。これに対して、勉強については、現在取っている行動が「威圧」なのか、それとも「威厳」なのかを意識して接する必要があります。「威圧」と「威厳」は人間関係が信頼の上に成り立っているかいないかの違いです。「威圧的な接し方」がこどもを強制的に従わせる行動であるのに対し、「威厳のある接し方」はこどもを自発的に従わせる行動です。威圧的な態度に対しては、こどもは案外冷めた目で見ていて、「言うことを聞くべきか、聞くべきではないか」という損得勘定をします。これに対して、威厳のある態度には、こどもは共感を覚え、「自分はどうすべきか」を考えるようになります。