スーパーにオンライン注文サービスを提供

2011-03-07

ソフト開発者で起業家のブライアン・カとフスと、ペット用品店チェーン創立者のフォード・スミスと組み、96年、ウェブ上でピザを受注するサイバースライスを設立。ボストン、ニューヨーク、サンフランシスコ、シアトルでサービスを展開したところ、成功の兆しを見せたため、97年、ピザ以外の品目も加え、サイバーミールズとして設立した。99年に入り、フード・ドット・コムに社名を変更した。資金は20〜25人の個人投資家から1000万ドルを訓達。98年には、ベンチャーキャピタルから1000万ドルの出資を得てオンライン料理宅配ビジネスを本格的にスタートさせた。フード・ドット・コムでは、レストラン以外にも、レストラン宅配サービスやスーパーと提携。大手レストラン宅配サービス、ティクアウト・タクシーとの提携によって、同社の加盟レストランをフード・ドット・コムに加えている。スーパーとの提携では、大手スーパー、A&Pに700の店舗を統合したオンライン注文サービスを提供。開発費30万ドルでA&P専用のウェブサイトを開発した。今後は、ほかのスーパーにも同様のサービスを提供する予定だ。99年に入り、大学向けプログラムを開始。大学生をねらって、各大学周辺のレストランの加盟を促す。さらに企業向けプログラムの開始も予定しており、オフィス街のレストランを参加させる戦略だ。AOLやポータル上でも、オンライン料理注文サービス会社として独占契約を結んでいる。また、地方新聞社のサイトと提携し、地域のレストランガイドからフード・ドット・コムに飛んで注文ができるようにしている。フード・ドット・コムからは、各地のサイトのレストランガイドに飛んで、レストラン評などを閲覧することができる。消費者から受けた注文は、そのまま加盟店のPOSシステムに転送される。当初は、自社で開発したオンラインによる注文を音声に変換する注文処理システムを用いていたが、加盟店の間で評判がよくなかったので、POSシステム開発会社と共同で新たにソフトを開発した。加盟レストランのメニューをオンラインに掲載するのに、加盟料として約400ドルを徴収する。これに加えて加盟店は、月々50ドルと販売額の5%になっている。消費者が支払うのは純粋な注文代金と配達料金だけで、配達時に現金、小切手、またはクレジットで支払う。A&Pとの提携では、オンライン注文サービスで販売した金額の3〜5%のコミッションを得ている。売り手と買い手双方にメリットの出るしくみをつくる 成功しているインターネット 流通経路を創造するなど、これまでのビジネスのやり方を大幅に変えてしまっていることだ。オークションで物を売買したり、買い手が購入価格を提示したり、複数のメーカーの製品を瞬時に比較するのを可能にしている。ここに紹介した事例にあるように、どのビジネスも、変わった製品やサービスを提供しているわけではない。従来行っている日常作業を「より効率よく」「より容易に」「より低コストで」オンラインで行えるようにしているのである。例えば既存の店ではとても在庫できないような多くの種類のCDや園芸用品を販売し、それをユーザーが簡単に検索できるようにしたり、オンラインで自分で名刺をデザインして注文するなど、これまで得られなかった価値を消費者に提供している。多くの種類の製品やメーカー、販売業者を集められるのはインターネットならではの強みであり、インターネットビジネスになくてはならない要素である。できるだけ大きな商品目録をつくり、さまざまな地域のメーカーや販売業者を一ヵ所に集め、既存の店にはない多種多様なオプションを設けることで、消費者をインターネットビジネスに引きつけることができるのだ。オンラインコミュニティが、インタラクティブツールによってユーザーをコンテンツづくりに参加させているように、ユーザーに自己表現のチャンスを与えることも満足度を高める重要なポイントだ。もちろん、買い手だけではなく売り手にも、オンラインを利用するメリットを感じてもらわなければならない。「うま味」がなければ、製品やサービスを供給する側は参加してこないからだ。例えば『オートバイテル』では、ディーラーに確実な見込み客を大量に送り込んで、ディーラー側のマーケティングコストを大幅に削減させている。また『ア上7ン・ドット・コム』では、それまで地元だけで商売をしていた中小業者の販売チャネルを全米市場に拡大した。製品を供給する側にもうまくメリットを与えるのが、成功のポイントなのだ。

[参考情報]
http://www.aufgerissen.com/


ネットショップ開業ノウハウ集


http://www.strawberry-switchblade.com/