未知の可能性を秘めている

2010-12-06

子どもは、言うまでもなく未知の可能性を秘めて生まれてくる。しかし、可能性はあくまでも可能性であって、引き出してやらなければ永遠に可能性のままで終わることになる。ドイツ語で教育のことをerziehungというが、この動詞形のerziehenは今なお「引き出す」という意味を担っている。しかし、ほっておいても可能性が引き出されるわけではない。もしそうなら、そもそも学校などという代物はいらないはずである。「引き出す」ためには、当然のことであるが良い教育環境が必要である。人間を含めたあらゆる生物は、いかに良い遺伝子を持っていたとしても、生育環境が悪ければ枯れてしまうのである。そして、洋の東西を問わず、親は子どもにさまざまな夢を託している。もちろん、その託し方には著しい文化差があるわけであるが、心身の潜在能力を目一杯開花させてやりたい気持ちは共通であろう。